地震雲の目撃情報が集まる掲示板

カラスさん

投稿ありがとうございます。まずは、こちらに紹介されている動画の47秒付近のすばらしい眺めをごらんになってみてください。
http:/
/www.gizmodo.jp/2014/05/4k_4.html

このようなダイナミックな空模様を目撃できるチャンスは、太陽がある特定の角度で雲の底をライトアップする時、つまり日没後または日出前のごく短い時間帯しかありませんが、現代人が多忙な日常生活な中で、偶然空を見たタイミングがその短い時間帯に一致する確率、も考慮しておく必要があります。

夕焼けは、誰でも見たことがあるおなじみの現象ですが、発生原理として以下２つの条件をきちんと分解して説明した解説はあまり見かけることはありません。

朝焼（太陽の位置が東か西かの違いだけで、原理は同じなので、以下ひっくるめて夕焼と略）や夕焼を地震の前兆ととらえる仮説がありますが、これは難しそうです。なぜなら、夕焼という現象は観察地点周辺の局所的な条件だけで発生できないからで、非常に広い範囲で以下の２つの条件が満たされる必要があるからです。

======================
【条件１:[赤い光]の生成】地平線付近の超低空の彼方にある太陽から観測地点までの数十から数百kmにわたって太陽光を遮る雲がなく、太陽光が大気中を長距離通過できたことによって「赤い光」が生成されること。
======================
【条件２：[スクリーン]の存在】観測地点のはるか上空に、「赤い光」を素通しせず、照らされて赤く光る粒子（水滴、氷晶、砂塵など）が存在すること。
======================

もし「夕焼け」に関心がおありでしたら、発生原理に関するもう少し詳しい説明>>9652をご覧ください。